組織のリーダーは知っておくべき心理学要素を共有します

どうも、たんぐです。




僕が衝撃を受けた話を共有します。

かなり考えさせられる内容です。



・会社で部下を抱えている人
・部活やサークルなどコミュニティのリーダーをしている人

には特に重要な話です。




僕は今回紹介する話を踏まえて
感情で判断するシーンがかなり減りました。


いわゆるロジカルシンキングってやつですね。

論理的に思考することです。





今回紹介したい話は
1986年に起きた
「チャレンジャー号爆発事故」
です。





この話の詳細は以下の通り。
↓





1986年1月28日に
NASAのロケットである「チャレンジャー号」が
宇宙開発のために打ち上げられました。




乗組員は7人。


打ち上げから73秒後に
空中分解して大西洋に落下。
全員が他界した悲惨な事故。



ここから事故に至るまでの背景は紹介しますね。



まず、原因は
”Oリング”と呼ばれる燃料ガスを密閉する部品の不具合です。

しっかり密閉できていなかったため、
燃料ガスが漏れ出て、
隣接する部品に悪影響を与えてしまったようです。




しかし、このOリングですが
性質上の問題で
気温が低い環境では固まってしまい、
まともに機能しないことが危惧されていました。




その日の気温は-2度。

Oリング付近は-13度だと言われています。



あまりにも気温が低かったため、
ロケット製作会社はNASAに

「ロケットの打ち上げは中止すべき」と
要請しました。



しかし、NASAはこれを拒否。
実際に打ち上げてしまい、
チャレンジャー号は爆発してしまいました。




これって、
何で中止要請をNASAは拒否したと思います？





実はここに
リーダーが知っておくべき心理的要素があるんですね。




実は、チャレンジャー号の打ち上げは
悪天候や部品の改修などで何度も延期されていました。



NASA内部には
「これ以上はさすがに延期できないだろう、、」という
雰囲気が漂っていたそうです。




ここまでの話では
「いや普通に中止すべきやろ」と思うかもしれませんが、


テレビ中継もされており、
前日の新聞はチャレンジャー号のことばかり。



かなり注目度が高まっていたので
NASAも
さすがに延期できない状況に追い込まれていたようです。




そしてNASAはロケット製作会社へ
「要請を取り消せ！」
と指示した後に続けて

「技術者からの意見や提案は黙殺するように」
という指示も加えました。





結果的に
NASAが強行突破したことによって起こったのが
「チャレンジャー号爆発事故」だったんですね。





「チャレンジャー号爆発事故」は
論理的に考えれば防げた事故だと言えます。




「雰囲気がこうだから、、」
「なんとなくこうしとけばいいだろう」

ではなくて、
リーダーという立場の人間であれば
感情で判断するのでなく、


論理的に思考することで
部下やメンバーを守ってあげることにも繋がります。




ちなみに、
NASA内部で起きた事例のような
心理現象は

「集団思考」

と言うものです。




集団で1つの物事を決定する際に
不合理だったり危険な意思決定が容認されることですね。



チャレンジャー号爆発事故は
まさに集団思考が働きに働きまくった事例だと思います。



そして、集団思考に陥りやすいパターンがあります。

それは、
・集団に団結力がある
・構造的に組織の欠陥がある
・刺激の大きい状況で判断をする

の3つです。



心理要素なので、
つい思ってしまうのは防ぎようがありませんが、

パターンや言葉を知っておくと予防はいくらでもできます。






部下やメンバーがいるリーダーの方は
集団思考を把握しておいて、
論理的な思考ができる訓練も必要かもしれません。






あなたの判断一つで部下が死んでしまうと考えれば
誰しも慎重に考えるはずです。




でも、それすらも
ないがしろにする”集団思考”は
恐ろしい心理要素です。





まとめると

・常に論理的な判断・思考を心がける
・集団思考を頭に入れておく


です。




何かの役に立てれば嬉しいです。





それでは！！！

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